年配者が抱える問題を解決し、鼓舞して応援するために、「年配者よ立ち向かえ」と題し解説をします。
最近というかかなり前から喫茶店が少なりました。コーヒーを飲もうとすると、スターバックスをはじめとする、おしゃれなカフェ(シアトル系エスプレッソコーヒー店)に行かなければなりません。
そんな方に、カフェ代表の「スターバックス」を年配者には難しいメニューについて解説します。
■目次
1.今さらのスターバックス
2.昔風の呼び方でスターバックスのコーヒーメニューを置き換え
3.サイズの呼び方が分からない(呼び方と量の関係)
4.紅茶や食事(フード)もありますが...
■1.今さらのスターバックス
スターバックスはイタリアで人気だったエスプレッソバーをアメリカに浸透させました。
飲み物はコーヒー(B)と、エスプレッソ(E)を主に提供している。
スターバックスでは、コーヒーをブリュードコーヒー(淹れたてのコーヒーという意味)と称しています。
次にエスプレッソです。エスプレッソはイタリアをはじめとする国で飲まれていた、コーヒーを高圧の蒸気で抽出した濃く・苦味のあるコーヒーです。デミタスカップという、小さな容器(コーヒーカップ)で飲むのが元々の形です。
スターバックスはイタリアで人気だったエスプレッソバーをアメリカに浸透させた会社です。
飲み物はコーヒー(ブリュードコーヒー:B/BREWED COFFEE)とエスプレッソ(E/ESPRESSO)を主に提供していています。
■2.昔風の呼び方でスターバックスのコーヒーメニューを置き換え
若い人(ご自分のお子様)が一緒のときは注文してもらえるので良いのですが、一人の時はそうはいきません。後ろに人がいようものなら待たせてはいけないからと、普通のホットかアイスコーヒーで妥協してしまいそうです。
何々フラペチーノや、何々マキアートと言われてもどういうものかも分からない、興味はあるのだけれど覚えられない。そんな方に昔風の言い方でメニューを置き換えてみました。
この表を参考にスターバックスに立ち向かってみてください。
【置き換え表】昔風の呼称とそれに対応するスターバックスの呼称
お薦め記号 | B/E | 昔風の呼称 | スターバックスの呼称 | ホット | アイス | 説明 |
◎
|
B | レギュラーコーヒー | ドリップ コーヒー |
●
|
●
|
いわゆる普通のコーヒー |
★
|
B | コーヒープレス プレンチプレス |
コーヒープレス |
●
|
●
|
コーヒープレス(フレンチプレス)で入れるコーヒー |
B | カフェオーレ | カフェミスト |
●
|
ミルクコーヒーに泡立てたミルクが乗る | ||
◎
|
B | アイスコーヒー | コールドブリューコーヒー |
●
|
アイスコーヒー | |
E | アメリカン コーヒー※ |
カフェ アメリカ―ノ |
●
|
●
|
エスプレッソにお湯を足している | |
★
|
E | カフェラテ | スターバックスラテ |
●
|
●
|
エスプレッソにミルクを足している |
E | カプチーノ | カプチーノ |
●
|
エスプレッソにミルクを足している | ||
E | なし | カフェモカ |
●
|
●
|
カフェラテにチョコレートシロップを足している | |
E | なし | キャラメル マキアート |
●
|
●
|
カフェラテにバニラシロップとキャラメルソースがのる | |
E | なし | フラペチーノ® |
●
|
フローズンコーヒー(コーヒー味の飲めるかき氷です) |
表の見方について
◆昔風の呼称:年配者の方になじみのある呼び方ですね。
注)“昔風の呼称“はスターバックスのメニューとの対比で使っています。もちろん今でも使えますし死語ではありません。
◆ホット・アイスの黒丸印:ホット・アイスの設定があるか否かを示しています。
◆お勧めの記号:まずはこの4つを選んでみました。
◎ホット・アイスの間違いのない定番メニュー
★ホット・アイスの定番から一つ踏み出すメニュー
◆B/Eについて
記号 | 説明 | 英語表記 | 読み方 | 説明 |
B
|
淹れたてコーヒー | BREWED COFFEE | ブリュードコーヒー | ブリュー(ド)は”淹れたて”という意味 |
E
|
エスプレッソ | ESPRESSO | エスプレッソ | 機械で蒸気で抽出する濃いコーヒー、通常小さなカップで飲む(イタリア等) |
◆カップのサイズ
スターバックスでのカップサイズの呼び方は表のとおりです。量の少ない順にしています。
・表の色分け:ホット・アイスのおすすめを示します。オレンジ(橙)はホット、ブルー(青)です。
カップの呼称 | ml(ホット・アイス) | 【参考】マクドナルド(サイズ:ml) |
ショート | 240・300 | S:210-250 |
トール | 350・350 | M:325-400 |
グランデ | 470・470 | L:420-500 |
ベンティ | 590・590 | グランド:650 |
ちなみにお店で飲むときは、「マグカップでお願いします」というと、陶器のマグカップで入れてくれます。もちろんお持ち帰りはできないですけどね。
◆補足説明
・コーヒープレス:ペーパーフィルターを使わないので豆のオイル分がある。豆の種類が選べる。おかわり(ワンモアコーヒー有料)は、別の種類から選ぶことができる。
・カフェミスト:ラテ、カプチーノよりもミルク感は少ない(←主観的)。ベースのコーヒーが日替わりなので日によったり、お店による味の違いを楽しめる。
・カフェ アメリカ―ノ:正確にはアメリカン(浅煎りのコーヒー)ではない
・スターバックスラテ:泡立ちはカプチーノより少ないがミルク感がつよい
・カプチーノ:泡立てたミルクの量は多いが若干コーヒー感がラテよりある
・カフェモカ:チョコレート味で甘い(ホットにはホイップクリームが乗ります)
・フラペチーノ®:コーヒー味以外も展開している(スターバックスの商標登録)
■3.注文カウンターにある手元メニューも解説
置き換え表をあらかじめ見て、暗記してから注文するといいですね。しかしせっかくなので、注文カウンターにある手元メニューだと、どこに載っているのかを見ておきましょう。
◎ホットコーヒー(レギュラー)は、「ドリップコーヒーのショートで」さらに「マグカップで」と付け足します
◎アイスコーヒーは、「コールドブリューコーヒーのトールで」
ホットコーヒー、アイスコーヒーと言っても店員さんには通じますけどね。
★ホットコーヒーをグレードアップしたいときは、「コーヒープレス」を頼みましょう。こちらはショートのみです。
★カフェラテは、「スターバックスラテ」もしくは「ラテ」で通じます。アイス・ホットやカップサイズのやり取りが続くので、「アイスラテのトールを」とか、「ホットラテのショートで」「マグカップに入れてください」というと注文がスマートになりいいですね。
■4.ラテとカプチーノの違いと、気になるカフェミスト
ラテ(スターバックスラテ)とカプチーノの違いって分かりますか。同じような飲み物で、いろんなところで解説してくださっている方もいらっしゃいますが、今一つ実感がわかなかったので、実際に2つを同時に頼んでみました。
ちなみにカプチーノはホットの設定しかありません。
見た目の違いは、ラテにハート形のラテアートがあります。カプチーノにはありませんがふわふわに泡立ったミルクが特徴です。
味については、ラテはミルク感がカプチーノよりもあり、カプチーノは若干コーヒー感があります。あくまで比べてみてのことで、両方ともミルク感はたっぷりあります。
さらにさらに、ここにカフェミストというメニューがあります。昔風の呼称でカフェオーレですね。こちらは別日に飲んでみました。
予め言っておきますが主観的な感覚では、ラテやカプチーノよりもミルク感は少ない印象です。
ベースのコーヒーが日替わり商品を使っているので、同じお店でも日による違い、もちろんお店による違いも楽しめます。(補足ですが、ラテとカプチーノのベースはエスプレッソです)
感覚的に並べるとこんな感じでしょうか。
コーヒー感 ◁ |カフェミスト|カプチーノ| ラテ | ▷ ミルク感
ちなみに、ミスト(misto)はイタリア語で混合という意味で、英語のミスト(mist)霧、ではないそうです。
カフェミストは、おかわりができます。有料になりますが、ワンモアコーヒーの対象商品です。
▷スターバックスのワンモアコーヒーについてはこちら
ONE MORE COFFEE, ONE MORE HAPPINESS|スターバックス コーヒー ジャパン (starbucks.co.jp)
■5.コーヒープレスはおすすめです
コーヒープレスを飲んでみました。ドリップコーヒーと同じレギュラーコーヒーなのですが、コーヒープレスとかフレンチプレスと呼ばれる器具で抽出するコーヒーです。
ペーパーフィルターを使わないので豆のオイル分があり、コクがあっておいしいです。しかも注文時にどの豆にするかリストから選べます。
■5.紅茶や食事(フード)もありますが...
スターバックスには紅茶(TEA)や抹茶のメニューもあります。コーヒーが飲めない方も大丈夫ですよ。
食事はサンドイッチやドーナツ、クッキーやケーキがあります。サンドイッチやドーナツは温めてもらえるものもあります。
ご参考までに、この写真は、サンドイッチメニューの「ハム&マリボーチーズ 石窯フィローネ」です。温めてもらえますので、チーズがとろりとしています。店員の方にお願いして、3等分にカットしてもらいました。食べやすいし、断面が見えてさらにおいしく感じました。
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