20代、30代、40代そして50代の各年代で、いつでも始められる資産運用を解説します。
言葉で表すと、20代はコツコツと、30代はグイグイ、40代はガマンガマン、50代は老後を見すえてジックリ、という感じです。
■目次
- 何に投資(買えば)すればいいのか、その答えは?
- 投資は安全ではない?
- 株とバンジージャンプ
- 株の世界への第一歩
- 株一年生とベテランもドキドキは同じ
- 株のコツ 馬に賭けるのか競馬場に賭けるのか? とは
- まとめ
■1.何に投資(買えば)すればいいのか、その答えは?
投資って株をやるってこと?
その通り、株・株・株です。株をやるんです!
そう言われるとすでに不安になってきましたよね。その気持ちはよくわかります。
日本人は、株は怖いもの。そういう認識がありますよね。
なぜこれほど、株嫌い、投資嫌いになったかは、別の機会に考察しようと思いますが、数十%暴落したとか、何とかショックとか、財産が一夜でなくなった人の話、また自己破産した人、あげくにはホームレス。そんなネガティブな想像をしてしまいます。
しかし心配いりません。というのが常套文句ですが、ここでは否定をしません、なぜなら株はその危険性(リスク)を持っているからです。絶対に安全という訳ではないんです。
■2.投資は安全ではない?
株をやることとは、決して安全ではないということです。
じゃあなぜやるの? そう思いますよね。あなたの生活に例えて話をしてみましょう。
あなたは人間として生きて、日々生活をしていますよね。毎日いろんなリスクにさらされているはずです。外に出かけたら、転んでケガをするかもしれない。車にはねられるかもしれない。誰かに騙(だま)されて高額な商品を買わされるかもしれない。
そんなリスクを回避しようと思ったら、家に閉じこもってどこにも出掛けない、誰にも会わないに越したことはありません。
でもそうはしないですよね、生きていくうえで、生活を豊かにするために、買い物をしたり、色んなところに行ってみたり聞いたりしたり、人と会って話したり、おいしいものを食べたりしていますよね。
でもそのような時、あなたは次のようなことをしていませんか?
買い物をする時は信用のできるあの店からにしたり、あそこは、深夜はちょっと危険なので明るいうちしか近づかなかったり、あの人はちょっと評判がよくないので会わないようにしよう等々、適度に危険を回避する行動を取っていませんか。
■3.株とバンジージャンプ
バンジージャンプやスカイダイビングを一度はやりたいと思ったことはありませんか。なぜでしょうか。そう、それはやった後の爽快感、興奮度、満足は他では得られないものにひかれるからです。では体験したいと思ったら、運営している会社が大丈夫かどうか、体験コメントを必死に調べますよね。
株でもそのように非常に満足を得られるもの、この場合莫大な利益がでる(かもしれない)ものがあります。しかしバンジージャンプのように非常にリスクがあります。その時は必死に調べてから購入します。まったく同じ行動ですね。
さあ株の世界へ身を置いてみましょう。
でも株以外にはないの? なぜ株なの? という疑問も出てきますよね。それはとてもわかります。ここでは、株しか選択肢がないのではなく、色々試した結果、ぐるっと一周してきたら株に行き着くという理解で結構です。
釣りの格言で「フナに始まりフナに終わる」というのがあります。
投資は「株に始まり株に終わる」です。
■4.株の世界への第一歩
「はい分かりました! 証券会社の窓口へ行って口座を作るんですね。」
「はい、それだけはやめてください。」
必ずネット証券で口座を作ってください。ネット証券の口座をスマホやPC(パソコン)から申し込みます。保険でも銀行でもネット専用会社の時代です、証券会社もネット専用会社から選びましょう。
ヒント! 第113回 【初心者必見】ネット証券の「賢い付き合い方」を分かりやすく解説【株式投資編】 - YouTube
いくらくらい必要で、何を買えばいいのか分からないという方は、巷にあふれている情報から何かヒントを得ようとするバズです。
100円から投資できる、株主優待がお得な株、社会のトレンドやチャートを読め等、この手の情報はあふれています。
自分の成功体験を素直に教えてあげたい人、ただ単に広告収入を得たいだけの人、有象無象の世界です。この中から正しい情報、新しい情報を得るのは、そう簡単ではありません。
――このブログだって鵜呑みにしてはいけませんよ!
唯一正しいのは、自分でやってみて学ぶということです。
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■5.株一年生とベテランもドキドキは同じ
例えばA社の株を買ったとしましょう。
最初はどれくらい価格が上がるのか楽しみで、毎日株価を見ることでしょう。やった、上がった、いや下がった、どちらも心を揺さぶられます。この動揺は株をやり始めた人(株一年生)でも、株のベテランでも同じなんです。では何が違うかというと、その動揺の許容度の大きさです。ベテランは経験を重ねているので、今は下がっているけど一時的でまた元へ戻ろうとする、反対に今は上がっているけどそのうち止まるよ、というように凡その推測ができるので、許容度が大きいのです。
株一年生は、下がったら売ろうとし、上がったら買い増ししようとします。日々や短期間での売買を行うことは、かえって損失を招いたり、利益を取り損ねることになります。
この許容度は一朝一夕には身に付きません。少額の投資からはじめて経験を重ねていくとついていきますので心配はありません。
■6.株のコツ 馬に賭けるのか競馬場に賭けるのか? とは
この会社が将来成長しそうだから、老舗でつぶれそうにないから、この会社の製品を使っていて親近感があるから、メディアで紹介されていたから等々でよいと思って買ってみたものの、価格が下がったら残念ですよね。
まだまだ下がりそうだから、売って別の会社の株を買ったけどそこも下がってなんていうことが続くと、自分は投資に向いていないんだなというので辞めてしまうでしょう。
競馬(競輪なんでもいいです)に例えてみましょうか。
Aという馬に賭けたけど、1着が取れず掛け金を失ってしまう。このときBという馬が1着でした。そんなときAにもBにも賭けておけばよかったと思うでしょう。
別の日に、AとBの両方に賭けたけどどちらも負けて、1着はCという馬でした。この日は雨上がりで、地面が少しぬかるんでいたとします。AとBは乾いた地面は得意ですが、ぬかるんでいる場合は不得意です。一方Cはその逆です。このときはCに賭けるべきでした。
また別の日、今日は昨日の雨で地面は湿っていますが、レースまでには乾きそうです。しかし状態は良く分かりません。こういうときはどうしましょうか。AとBとCに均等に掛けてみました。――結果はこの中から1着が出ました。
株の世界に戻りましょう。株は会社の価値を反映していますから、これからの社会で伸びるかどうか、レースに勝つのかどうかを占うようなものです。IT業界がよさそうだから、ITのA社とB社の株を買おう。でもIT業界全体が伸びなければどうだろう。少子高齢化社会だから、医療・福祉関係のC社はどうだろう。しかり成り手不足や収益性が心配だ。
こんなことを模索していると、たくさんの会社やたくさんの業界に投資(株を買う)しなければなりませんよね。
でも日本の国は言ってもまだまだ成長するから、と考えたならば、日本の全体(を代表する会社)に投資をできないか、と考えるのは賢いですよね。日経平均(日本を代表する株価の平均)に投資する商品(ここでは株のようなものと思ってください)がちゃんとあるんです。
これであれば1社がこけても、1業界がこけても、日本全体に投資をしているので、損失は少ない、むしろ業績のよい業界が引っ張って、成績はいいかもしれません。
このような投資をインデックス投資といいます。この言葉を覚えておいてください
また競馬に戻って、この場合の例えをしましょう。
A,B,Cという個別の馬、もしくはこれら全体に賭けるのではなく、競馬場(運営団体)に賭けるようなものです。払戻金(当選金)をたくさん払っても、競馬場はつぶれることはありません。それは勝つ人、負ける人のお金の出入りを上手に計算して、競馬場が損をすることがないように運営をしているからです。
【心配無用】インデックス投資家が「老後破産しない」5つの理由【お金の勉強 初級編】:(アニメ動画)第217回 - YouTube
■7.まとめ
1.資産運用は、株に投資しましょう。
2.株投資は、決して安全ではない。――バンジージャンプのたとえ
3.ネット証券を選ぼう
4.経験を重ねようーードキドキは同じのたとえ
5.インデックス投資がよい。――競馬場に賭けるのたとえ