「投資信託」は知っていますでしょうか。資産形成に非常に重要な商品です。しかし同じ投資信託でもピンからキリまで存在するのが投資信託です。投資信託の入り口を説明し、代表的な商品を紹介します。(2022年10月時点)
その前にまだこちらの記事を見ていない方はこちらからどうぞ。
■目次
1.投資信託とは、投資と投信の違い
2.インデックス型の投資信託
3.何を買えばいいのかの答え
■1.投資信託とは、投資と投信の違い
まずは投資ですが、資産を投じるということです。今ある資産を増やす目的で、預金、株式、債券、不動産そして投資信託などの金融商品を購入することです。預け入れ金利を期待することから預金も一種の投資ですね。さて投資信託ですが、ご自身で資産運用をする場合、様々な金融商品を組み合わせてリスクとリターンを調整します。これをプロに任せてしまおうというものです。プロというのは資産運用会社で、例えば”野村アセットマネジメント”や、”三菱UFJ国債投信”です。とはいえ富裕層が資産をまとめてお任せするようなものではなく、株のように売買もできます。メニュー(商品)も様々あり、例えば米国の優良なハイテク企業群の株を中心にしてとか、S&P500インデックスに追随した成果を出すようにしたものや、また不動産関連に特化して投資する等たくさんあります。
■2.インデックス型の投資信託
S&P500、ダウ平均、NASDAQ、日経平均、TOPIX、このあたりが米国、日本の主なインデックス(指数)になります。
投信にはこのような指数をそのまま使うものと、金融サービス企業(モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナルなど)が定めた指数に近づけるものがあります。米国だけでなく、全世界の株式に投資する、全世界株(オールカントリー)、新興国に投資するもの等々です。
■3.何を買えばいいのかの答え
投信はいろんなところで買うことができます。
証券会社、銀行、郵便局、等々。実はこれらの窓口で買うのはおすすめしません。買うのはネット証券会社、しかも「楽天証券」か「SBI証券」の2択です。もしひとつだけに絞るなら、楽天証券です。とにかくユーザーインターフェイス(UI)が優れていて、操作が非常に分かりやしいです。ストレスなくPCを操作できるのは意外に重要なことなんです。
そこで何を買えばいいのかですが、正直これが難しいのです。広告を打っている商品はそれなりに経費がかかっています。経験者に聞いたとしても、たまたまその人が保有している間の成績が良かっただけかも知れません。結局は経験を積み自分で判断するしかありません。
といっても何か参考になるものはないのかと言われるでしょう。そこでご提案したいので、「投資ブロガーが選ぶファンド・オブ・ザ・イヤー」というもので毎年、人気投信等を20位まで発表しています。2021年のベスト10は次の通りです。
1位 eMAXIS Slim全世界(オール・カントリー)
2位 <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
3位 バンガード・トータル・ワールドストックETF(VT)
4位 eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
5位 iFreeレバレッジNASDAQ100
6位 eMAXIS Slim先進国株式インデックス
7位 セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
8位 楽天・全米株式インデックス・ファンド
9位 たわらノーロード先進国株式
10位 SBI・V・全米株式インデックス・ファンド
これらの内、10位以外はすべて楽天証券で購入することができます・
バンガード・トータル・ワールドストックETF(VT)は投資信託なのですが、ETFと言ってあたかも株式のように扱えるものです。ETFについては別の記事で説明することにします。
2019、20、21年の過去3年間でベスト5までの常連を3つ紹介いたします。
・eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
・バンガード・トータル。ワールド・ストックETF(VT)
・eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
【出展】「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year」
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