趣味や学びに役立つNHKの番組を紹介します。
「美の壺(びのつぼ)」について語ります。
美を鑑賞する壺(つぼ)=かんどころ・キモを解説してくれる番組です。
美術品の鑑賞、蒐集、街歩き、いろんな趣味に発展する機会をもらえると思います。
■目次
■1.「美の壺」とは
NHKで放送されている番組で2006年4月にスタートしました。各回完結で一つのテーマを採り上げて、モノや場所、選び方や鑑賞法の 「ツボ(壺)」を紹介するという番組コンセプト。
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■2.出演者
番組には、毎回登場する主人公がいます。洋館(部屋は和洋折衷です)の主人が俳優の草刈正雄さんです。 そしてテーマの壺(つぼ)を紹介するのが、――主人が所持している壺から声が聞こえるという設定で―― ナレーターである、俳優の木村多江 さんです。
▷草刈正雄さん
BARBIE OFFICE | 草刈正雄 (barbie-office.com)
▷木村多江さん
メモ)番組開始2006~2008年度の主人は俳優の谷啓(たにけい)さんでした。ナレーションは当初はNHKの女性アナウンサーが務めていました。(2014年度か らは木村多江さん)
谷 啓|ワタナベエンターテインメント (watanabepro.co.jp)
■3.タイトルがカッコいい!
この番組は、始まるときのタイトルがカッコいい! この一言に尽きます。 初期の主人、谷啓さんの趣味に合わせジャズが流れるのです。
曲名はモーニン(Moanin’ アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ)
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そして番組タイトル「美の壺」の題字もカッコいい! 書道家の紫舟(ししゅう)さんによるもの。 優雅、流麗、そして剛力な書ですね。 題字だけでなく、毎回何点か紹介する壺(つぼ)をサブタイトルとして流れますが、ここでも紫舟さんの書が見られます。 番組当初から手掛けられており、年々書の趣(おもむき)が変化していくのを見るのも、この番組の壺です。
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■4.50代に「美の壺」をおすすめする理由とは
定年退職やリタイヤ後に、そそくさと趣味を見つけようとしている方をよく見かけます。絵画、川柳、カラオケ、ハイキング、そば打ち等々、はじめはいいのですが大体は長く続きません。リタイヤ後に始める趣味は大方失敗しますよね。それはおそらく「世間一般にいいとされている(する人が多い)もの」が自分に合っているのか分からないからです。
50代のまだ活力があるうちに、何種類かかじってみるのをお勧めします。その中から残ったものをじっくりと続けるのがいいのではないでしょうか。
「美の壺」は鑑賞をテーマにしていますが、趣味に置き換えることができます。過去の放送からご自分に合ったものを選んで始めてみてはどうでしょうか。
たくさんある放送回からピックアップしましたーーNHKのWebページへ(動画は見られません)
▼根付(ねつけ)
▼着物
▼ジャズ